どれだけ愛しているかを伝えたい...絶品中華「福林楼」、溢れまくる情熱をもってレビュー

今回私がご紹介する中国料理 福林楼(フクリンロウ)は私にとってのそんなお店です。
世界一美味い中華だと思っています。いわゆるファンというやつですね♪
中国出張から帰ってきてまず行くのが福林楼、というくらいのファンです。
この美味しさをみんなに知って欲しくて、「世界一美味い中華食べに行きましょう!」と、これまでに30人以上はお連れしました。みな一様に、「これはヤバイね、まじうまい!!」といってくれます。
そんな私の心身の支えとなっているお店「福林楼」について、今すぐ行きたくなるくらいの情熱をもってご紹介いたします。Don't miss it!
この記事を書いたサラダボウラー

〈目次〉
〈目次〉
- 私と福林楼の出会い
- 博多駅南エリアの路地裏で、気取らず楽しむ絶品中華
- 提供してくれるのは気さくな楊(ヨウ)ご夫妻
- 福林楼のほぼ全メニューを食べた私がおススメする、絶対に頼むべきメニュー
- 日本人の舌に合わせて味を変えているからこんなに美味いのか。福林楼最高!
私と福林楼の出会い
ちょっとだけ身の上話をしますのでお付き合いください。
私は比較的転勤が多く、ここ10年で8回ほど引っ越しをしています。
その度に家の近くのお店を10軒ほど飲みまわり、その中でお気に入りのお店に通い続けるというスタイルで飲食店と付き合ってきました。
そんな私と福林楼の出会いは約3年前。オフィスの移転に伴い、福林楼から徒歩1分のところに引っ越して来た頃でした。
いつものように家の近くのお店を開拓しようとして2軒目で出会ったのが福林楼。
これまでの「10軒ほど飲みまわる」というルーティンを辞め、以後は福林楼一択の生活となりました。
ちなみに今はまた引っ越しをし2kmくらい距離が離れてしまったのですが、近くに行くときは必ず立ち寄りますし、ウーバーイーツでもよく頼んでいます。
ウーバーイーツはメニューが限られているので、無性に食べたい他のメニューがあるときはチャリチャリこいで行っています。
博多駅南エリアの路地裏で、気取らず楽しむ絶品中華
そんな福林楼、場所はというと、博多駅から徒歩10分ほどの瑞穂の交差点近くにあります。
地名で言うと博多駅南3丁目になります。

↑ ココです!
百年橋通りからちょっと路地を入っていくと

そこに真っ赤に輝く看板が現れます。

近くによるとこんな感じです。

外観からも美味しい雰囲気があふれ出しています。
私はこういう雰囲気のお店が大好きです。
さて、中に入ると、

まず、MAX10人くらい座れるテーブル席があります。
一人で食べに来た時はだいたいここに座って食べます。

その奥に座敷の4人席が4つほど。

そして中華と言えば...な円卓が2つ
となっております。
一緒に行ったふみふみ先輩がいい感じに酔ってますね。
気取らずリラックスしてご飯が食べられるジモトメシッな感じのお店です。
これが最高なんです。
提供してくれるのは気さくな楊(ヨウ)ご夫妻

福林楼は、山東省 煙台市 出身の楊(ヨウ)ご夫妻が2016年から営まれています。
お二人とも、来日20年くらい経つそうです。
お店の戸を開けると、まず奥さんの維強(イキョウ)さんが「いらっしゃいませー!」と元気にお出迎えしてくれます。本当に気持ちがいいお出迎えです♪
奥の厨房で美味しい料理を作り続けているご主人の譚納(タンノウ)さんは、来日して福林楼を開業するまでの10数年間、かの有名な餃子李さんで料理人として腕を振るってらっしゃったそうです。
どうりで美味いわけだ、と思ったのを覚えています。(餃子李とはまた違った餃子です。)
福林楼のほぼ全メニューを食べた私がおススメする、絶対に頼むべきメニュー
私これまで、日によって色々なメニューを食べてきました。
本当に全部が全部美味しいのですが、その中でも初めて福林楼に行く人に食べて欲しい鉄板メニューがあります。
ちょうど福林楼初心者のふみふみ先輩が空いていたので一緒に行き、福林楼オールスターズなラインナップを食べてきましたので、そのままの流れでご紹介です!
まずトップバッターは

この中から..

自家製春巻き!(450円) 通称 春巻き

鴨のスモーク!(600円)
&
チンタオ(青島)ビール!(たしか450円)
春巻き
外はパリッと、中はトロッと、ちょうどいい食感で、中の具がバツグンにいい感じ。あっという間になくなっちゃいます。この先の料理に期待が膨らむ序盤の一品です。
「絶対頼んでください!」
鴨のスモーク
箸で両サイドを持ったら肉汁がじわっと出てくるくらいとってもジューシー。そしてちょうどいい塩味。福林楼のスタートとして食欲を掻き立ててくれる1品です。
「絶対頼んでください!」
チンタオビール
福林楼の料理全てにベストマッチするのがチンタオビール。
この軽めの口当たりのビールがグイグイ進みます。
私はビールを飲みすぎるとお腹いっぱいになって食べれなくなるので2本まではチンタオビール、その後は芋のソーダ割に移行します。
「飲める人は絶対頼んでください!」
ちなみに、チンタオビールが生まれたチンタオ市(青島市)は、楊ご夫妻の出身エリア、山東省にある最大都市です。
お二人の出身の煙台市とは直線距離で200kmくらい。福岡から鹿児島に行くより近い距離です。つまりご夫妻の地元のお酒ですね。
福林楼(山東料理)とチンタオビールは最高に合う、というのは当然のことなのかもしれません。
さてさて、2番バッターは

ここからもちろん...

焼き餃子8個!(500円)
焼き餃子
メジャーリーグでは2番バッター最強説が叫ばれて久しいですが、ここ福林楼でも2番バッターは主砲です。ホークスのギータ級です。(最近は主に4番を打ってますが...)
羽がほどよくパリッと広がる結構大きめの餃子で、餡はしっかり目の味つけがされた肉肉しい餡。肉汁がジュワーっと溢れ出してきます。
絶対に1口でパクっといかないようにしてください。猫舌じゃなくてもヤケドしちゃうくらい溢れ出してきます。笑
水餃子も蒸し餃子も美味しいんですが、個人的にはやっぱり焼き餃子。頼まなかった日は無いくらい毎回注文してます。時には一人で2皿頼んだこともあるくらい大好物です。
百聞は一食に如かず。
「絶対頼んでください!」
3番バッターは

こちらから...

生菜包 エビと豚肉のミンチ生レタス包み!(1,100円) 通称レタス包み
レタス包み
このメニューは3つのパートに分かれます。
- 豚ミンチにエビとかしいたけとか色んな食感をプラスさせた絶品の餡
- 餡の下に引かれたパリパリ
- いつ行っても新鮮なレタス
この3つを一緒に食すという、味も食感も最高にGOODなメニューです。
この3つの生み出すハーモニーは、感動間違い無しです。
一人だとこれだけでお腹いっぱいになるくらいのボリュームもあります。
食べ方としては、

まずスプーンで餡の下のパリパリを砕いてすくい易くします。

そして、パリパリごとスプーンですくってレタスに乗せて、

餡がこぼれないように巻いてパクっといただく。
シャキシャキ、パリパリ、さくさく、ジュワーッといった色んな食感を一気に味わえる一品です。
「絶対頼んでください!」
そして、ちょっとだけでいいので餡とパリパリを残しておいてください。
後でこの餡をチャーハンの上に乗せて食べると、これまた最高です♪
一人で行ってればこのあたりでもうお腹いっぱいになってる頃でしょう。
ですがまだまだ終わりません。
続きまして4番バッター


これらのメニューから...

豚肉の辛味煮込み!(1,000円)
&
自家製小籠包3個!(300円) 通称 小籠包
豚肉の辛味煮込み
その名の通り、福林楼でおそらく一番辛いメニューです。
ヘビーな見た目ですが、もやしがいい感じの食感と軽さを出していて、意外とサッパリいただけます。
その中にもピリリとほどよい辛味とうま味が広がる一品。
ご覧の通り、結構辛そうな唐辛子のカケラ的なものが上部一面に散りばめられています。が、辛いのがそんなに得意でない私でも食べれるレベルの辛さです。
結構大きめの器に入っているので、一人では食べきれないくらいの量があります。
「お腹いっぱいじゃなければ絶対頼んでください!」
小籠包
中に閉じ込められたアツアツのスープが、ジュワーッ溢れ出してきます。これは説明いらないですかね。餃子とはまた一風変わった味です。ご想像の通りの激うまな一品。
「お腹いっぱいじゃなければ絶対頼んでください!」
さてさて、まだまだ食べて欲しいメニューがあるのです。
※2人で行ってますが、この時点でだいぶお腹いっぱいになってます。
お次の5番バッターは

こちらから...

若鶏とカシューナッツの炒め!(800円) 通称 カシューナッツ
カシューナッツ
若鶏とカシューナッツの炒め!(800円) 通称 カシューナッツ
いわゆる中華のXO醤やオイスター的な味付けのとろみがついた炒め物です。
鶏の炒め具合もジューシーさも柔らかさも残るちょうどいい炒め具合で、その中でカシューナッツがいい食感と風味を加えてくれる一品です。
ピーマンやニンジン、タマネギもシャキシャキ感を加えているのですが、ベースの味とこの食感がベストマッチ。これまた、
「お腹いっぱいじゃなければ絶対頼んでください!」
チンタオビールとの相性がすごくいいので、序盤で頼んでもいいと思います。
このあたりで、チンタオビールも芋のソーダ割も結構飲んで、そろそろ〆メニューを頼まないとさすがに胃袋が限界を迎えるぞ、といった気分になったところで試合を決めに行きます。
6番バッターはもはやメニューすら不要。(撮り忘れです...)

エビのチリソース炒め 小!(900円) 通称エビチリ

エビチャーハン!(650円)
エビチリ
刻んだネギがいい感じに香り、えだまめの食感が一風変わったエビチリに仕上げてくれる一品です。私はエビチリとチャーハンの組み合わせが大好物です。そのままつまみにして酒のつまみにするのはもちろん、チャーハンの上に乗せてあんかけチャーハン風にするのもこれまた至極なのです。
「お腹いっぱいじゃなければ絶対頼んでください!」
エビチャーハン
味付けはそこまで濃くない味付けになっているんですが、噛みしめるにつれて旨みが広がってくる、なんともいぶし銀なチャーハンです。他の料理とともに食べるのにもベストマッチ!組み合わせる相手によって変幻自在に立ち振る舞える、まさに福林楼のエース的なポジションのメニューです。私はレタス包みの餡やカシューナッツ炒めやエビチリなどをあえてちょっとずつ残し、チャーハンといろんな組み合わせで食します。レタスチャーハンもこれまた美味です。
「〆たいときには絶対頼んでください!」
という感じで最後までしっかりホームラン級のメニューで〆です。
ちなみにチャーハンはメニューにはないですがハーフも頼めます。
別日の写真にはなりますが、

ノーマルチャーハンのハーフを頼み

その上にレタス包みで少し残した餡を乗せていただく。
これがレタス包みとチャーハンの最強の合わせ技です。
毎日食べても飽きないくらい美味いです。
しっかりガッツリお腹いっぱいになってしまったので頼めませんでしたが、ラーメンもタンタンメンも絶品です。
麺類はランチでも食べれますのでぜひ!ランチは餃子やチャーハンもセットでつけれますよ♪
美味しい料理と美味しいお酒でトークもはずみ、本日も最高の1日でございました!
ありがとうございました!!
紹介したい気持ちがはやりすぎてだいぶ食べ過ぎたので、少しでもカロリー消費するべく、平尾まで歩いて帰りました。
日本人の舌に合わせて味を変えているからこんなに美味いのか。福林楼最高!
話は変わりますが1年くらい前の中国出張時、福林楼みたいな美味しさを期待して現地の有名店に行ったところ非常に微妙だった、という経験をしました...
帰ってくるなり福林楼に直行し、中華料理のイメージを無事アップデートしたのですが、その時にこんな質問をしてみました。
「福林楼は全部めちゃくちゃ美味しくて本当に好みの味なんですけど、中国の有名店で中華食べたらすごく微妙でした。味って日本人に向けて変えてるんですか?」と。
すると奥さんの維強(イキョウ)さんが「日本の人が美味しいと思ってくれる味に変えてます。本場の味は日本の人はあまり合わない人が多いかも。」と教えてくれました。
祖国を離れ、その土地の人々の舌に合わせて味をチューニングしている...!!
これ、すごくないですか?
それも全部がバツグンに美味しい。とんでもないことだと思います。
この話を聞いて更に1段階ファンレベルがアップしました。
これはもう中華を超えています。至極の日本料理と言っても過言ではないでしょう。
いかがでしたか?
私がどのくらい福林楼が好きか伝わったかと思います。笑
興味持っていただけた方はぜひ一度、福林楼で絶品中華を味わってみてください!
そして2度目はぜひ私と一緒に行きましょう!笑
ご連絡、お待ちしております!