焼きたてなんばん往来@さかえ屋【福岡の銘菓のできたてを博多駅で】

福岡人にとっては「♪遥かな夢がはじけます〜」のCMソングでお馴染みの商品ですが、長崎出身の私は未だ食べたことがなく……。
そんな中、なんと博多駅構内に工房を併設した「焼きたてなんばん往来」の専門店が2021年2月にオープンしたとの情報が!
未だ食べたことのない銘菓ができたてで食べられるとあって、行かないわけにはいきません。今回は、私の「なんばん往来初体験レポ」をお送りします!
この記事を書いたサラダボウラー
〈目次〉
「焼きたてなんばん往来」へのアクセス方法

「焼きたてなんばん往来」があるのは福岡市博多区の博多駅構内。駅構内のお土産処が集まる施設「マイング」の中に店舗を構えています。
マイングの公式サイトはこちら

「マイング」は日常に必要な食品や雑貨に加え、博多駅を訪れた人の手土産を買う場所としても人気のショッピングモール。
博多駅構内の至る所に案内があるため、迷うことなく行けますよ!
「マイング」に行けば欲しいお土産が必ず見つかる!

こちらが「マイング」の入り口。敷地内に92店舗を構えており、探しているものが必ず見つかると言っても過言ではありません!

福岡を代表する有名菓子店が連なるお土産ゾーン。この一角に「焼きたてなんばん往来」があります。
工房併設の「焼きたてなんばん往来 博多マイング店」

こちらが「焼きたてなんばん往来」の外観。奥にはガラス張りの工房があり、パティシエの方が忙しそうに作業をしています。

こちらはベーシックな「なんばん往来」。発売から38年もの間、福岡の人々に愛されているとは!
福岡居住歴16年、そこそこ長く住んでいるクセに食べたことが無い自分が不思議でなりません……。

店内奥の工房では、次々と「なんばん往来」が焼き上がっています。
焼きあがりの香りだけで判る、美味しいお菓子!どんな味がするのか楽しみです。
博多でしか購入できないオリジナルの「なんばん往来」

ベーシックな「なんばん往来」に相性の良いトッピングを乗せて仕上げるのが「焼き立てなんばん往来」。
「焼きたてなんばん往来」は別名「シュガーロードシリーズ」とも呼ばれます。
「博多マイング店」でしか購入できない「シュガーロードシリーズ」の特徴は、トッピングの上に砂糖やシロップを掛け香ばしく炙る「カラメリゼ」という製法。
パリッとした飴の食感が堪らない一品なのです!

店内のショーケースには、いろんな種類の「焼きたてなんばん往来」が。
今回は全種類が箱に入った「焼きたてなんばん往来6個入りセット(税込1296円)」と、ベーシックな「なんばん往来」の中から「糸島プレミアムミルク味(税込160円)」と「博多あまおう味(税込160円)」を購入。
今日1日でなんばん往来をコンプリートするぞと意気込んで、早々に家路に着いたのでした……。
まずは基本の「なんばん往来」から!

まずは基本の「なんばん往来」から。
糸島のミルクやあまおう苺など福岡ならではのものを使用するところが、さすが福岡を代表する銘菓という感じです!

袋から出してみると、舟型のシンプルな焼き菓子。
マドレーヌのような感じと思いきや、底と側面はパイ生地で覆われています。このひと手間が企業努力なんでしょうね……。
記念すべき「なんばん往来」のファーストバイト。いただきます!

一口食べてみると、ふわふわ&しっとりの不思議な食感!
アーモンド粉を100%使用しているので口当たりがとても軽く、全体にバターが染み渡っていて美味しい!
マドレーヌやマフィンのようにずっしりした感じではなく、シフォンケーキに近いようなふわっとした軽さがとても食べやすい。
さらに「糸島プレミア厶ミルク味」の名の通り、とてもミルキーな甘さを感じます。

「博多あまおう味」は苺が香るピンク色の生地に、酸味が強めの苺ジャムが入った大人味。爽やかな甘さで何個も頬張れそうです!
「なんばん往来」を今回初めて食べましたが、シンプルな見た目ながら奥深い味わいが老若男女問わず人気を得ているのだと思いました。
こうなると、「焼きたてなんばん往来」への期待がさらに高まります……!
見た目が華やか!「シュガーロードシリーズ」

次はお待ちかねの「焼きたてなんばん往来」!
もうこの段階で、私の脳内ではCMソングがエンドレスリピート。
「遥かな夢が弾けます〜♪優しい笑顔がこぼれますぅ〜♪」なんともご機嫌です。

シンプルなデザインの箱を開けると、なんとも素敵!とっても華やかです。これは手土産に喜ばれそう!
食べる前から、すでにMYお土産リストにランクイン決定です。
早速一つずつ食べてみましょう!
シュガーロード

まずは「シュガーロード(税込162円)」。
ベーシックな「なんばん往来」の表面に、粗めの砂糖をまぶしカラメリゼしています。

ちなみに「なんばん往来」のサイズはこんな感じ。
親指と人差し指でつまんで口に運べるほどの大きさです。

パリパリの飴とガリッとしたザラメの食感がアクセントになっていて美味しい!例えるならクレームブリュレの表面の感じ。
たくさんのお砂糖をまぶしているのに、全く甘ったるさを感じないのが不思議です。
大学芋

こちらは「大学芋(税込173円)」。
ネーミングを見るまではスイートポテトだと思っていましたが、食べてみると納得!

しっかりカラメリゼされたサツマイモの食感はカリッとしていて、まさに大学芋。ツヤツヤの芋餡がたっぷり乗っていて食べ応えがあります。
ほのかに香るシナモンがスパイシー。ミルクティーと相性が良さそうです!
粒餡と黒糖

「粒餡と黒糖(税込205円)」は、抹茶の生地の上に大納言と黒糖が乗っています。
粒餡の照り具合がお見事!技術が光る一品です。

ほろ苦い抹茶生地と、ねっとり甘い粒餡がベストマッチ!
そこに黒糖のサクホロッとした食感がところどころ現れて、飽きることなくあっという間に完食。
これはもう、温かいお茶と一緒にいただくのが絶対オススメ!
カシューナッツときび糖

「カシューナッツときび糖(税込270円)」は、見た目にも一番ボリュームがあります。
ごろっとしたカシューナッツが、こぼれ落ちそうなほど乗せられていて美味しそう〜。

香ばしい飴を纏ったカシューナッツを口に運ぶとパリッポリッと音を立てます。きび糖の優しい甘さが引き立って、ボリュームはあるものの決してクドくないお味。
香ばしいナッツと「なんばん往来」のアーモンド生地は相性抜群!ワインのおつまみにも良さそうです
マロングラッセと和三盆糖

「マロングラッセと和三盆糖(281円)」は、「焼きたてなんばん往来」の中で最も値段が高い商品。
高級な和三盆糖をふんだんに使用した贅沢な一品です。

粒感を残しつつ柔らかく煮た栗をたっぷりと乗せて、香ばしく炙っています。
和三盆糖の甘さがなんとも上品!鼻から抜ける洋酒の香りと香ばしい栗の風味が重なって高級感あふれる味でした。
季節限定!桜と三温糖

「桜と三温糖(税込205円)」は、季節限定の商品。
「焼きたてなんばん往来」では季節に合う旬のものを使用した限定品が必ずあります。今回は、桜の花びらが春を感じさせる素敵な一品。

生地にも桜を使用していて香りが高く、桜の葉の塩漬けを練りこんだ白餡が甘じょっぱくて美味しい!
モッチモチの求肥やしっとりした生地の食感のコントラストが楽しく、一つ食べれば満足度が高い一品でした。
店員さんによると今後の限定商品について夏季は抹茶をメインにした商品、秋季はリンゴを使用したものを販売予定なのだそう!楽しみですね。
ホームパーティーやお茶会の手土産にオススメ!

初めてたべた「なんばん往来」は福岡人に愛される理由がわかる納得の美味しさ、そして「焼きたてなんばん往来」は豪華な見た目と味で二度楽しめる華やかなお菓子でした!
今回は一種類ずつが箱に入ったセットを購入しましたが、バラ売りで箱に詰めていただくこともできるので好みのフレーバーを試してみてください。
手土産に喜ばれそうな「なんばん往来」ですが、自分へのご褒美スイーツにもオススメ。通勤や通学で博多駅を利用する方、今日はちょっとだけマイングに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。