【月1開催!子どものための食と遊びのイベント】わくわく広場@リトルワールドあゆみ保育園

今回は2021年11月に開催された「わくわく広場」のレポートを通じて、イベント開催のきっかけや主催者の想いをご紹介。
子どもが楽しめるイベントをお探しのご家族の方、ぜひご覧ください!
この記事を書いたサラダボウラー
〈目次〉
「わくわく広場」とは

「わくわく広場」は、月に一度・第4日曜日に行われる子どもイベント。
福岡県内に様々な形態の保育園を運営する【株式会社Branches(ブランチェス)】が主催する、子どもたちに〈食〉と〈居場所づくり〉を楽しんでもらうための催しです。
参加費に大人は300円かかりますが、子どもは無料!「子どもたちに気軽に来てもらいたい」というスタッフさんたちの熱意がこもっています。

「わくわく広場」が創立に至ったのは、24時間営業の保育園である「リトルワールド博多ぎおん園」に当時勤めていた保育士・本松(もとまつ)さんの想いから。
「24時間体制で子どもを預かっていると、家庭によって様々な環境の違いを感じます。孤食を余儀なくされた子や遊ぶ時間が少ない子などに、〈子ども食堂〉のような楽しい時間を提供したいという気持ちで始めたのがきっかけです。」と本松さんは言います。
一人でも多くの子どもに笑顔になって欲しいという願いから始まった「わくわく広場」。ここからは詳しい内容をご紹介すべく、2021年11月に行われたイベントをレポートしていきます!
「わくわく広場」会場へのアクセス方法

「わくわく広場」の会場となるのは福岡市中央区梅光園にある「リトルワールド あゆみ保育園」。
「ドラッグセイムス福岡梅光園店」の2階にあります。

こちらが保育園の外観。広いお庭があり開放感がありますね!
この日はお庭で焼き芋づくりのイベントが行われる予定。イベント開始は11時からで、私が取材で訪れたのが10時半過ぎ。園内では着々と準備が進められていました。
毎月の「わくわく広場」を運営しているのは、福岡県内にある系列保育園の園長先生たち。みなさん休日返上で、完全ボランティアとしての参加なのだそう。どの先生も子どもたちへの優しさが溢れていて、本当に素敵な方ばかりです!
リトルワールドあゆみ保育園のご紹介

こちらは「リトルワールド あゆみ保育園」の園内の様子。ここで「わくわく広場」が開催されています。
毎月の内容は様々で、今までには
- 化学の実験
- そうめん流し
- 石鹸づくり
- スライムづくり
などを行ったそう。どのイベントにも専門的な講師の方をお呼びして、子どもたちが安全に参加できるような工夫がされているので安心です!
またイベントには昼食が付いており、ピザやスパゲティーなど子どもたちが大好物のメニューがたくさん!毎回、おかわりする子どもたちで賑わうのだそう。

「わくわく広場」は自粛生活を強いられた時期には開催ができない月もありましたが、「子どもたちの遊び場がない時期にこそ拠り所にしてもらいたい」という先生方の想いは常にありました。
現在でも感染予防の対策は万全に、参加者全員が検温・消毒を十分に行いながら開催されています。

開始時刻の11時が近づくにつれ、どんどん人が集まってきました!
月に一度のイベントを楽しみにしていた沢山の子どもたちはハイテンション。「焼き芋作る〜!」と大はしゃぎです。
みんなで協力して焼き芋を作ります

今回の焼き芋づくりに使うサツマイモは、「リトルワールド あゆみ保育園」に通園している子どもたちが芋掘り遠足に行って収穫したもの。
「わくわく広場」で振舞われる食べ物や昼食の材料は、農家さんの収穫のお手伝いをする代わりにいただいた野菜や有志の方からの差し入れなどで賄っているのだそう。
たくさんの人の思いやりでイベントが開催されています!

「みんな〜焼き芋を作るお手伝いをお願いします!」と先生が声を上げると、お庭に子どもたちがどんどん集まってきました。
焼き芋づくりを初めて体験するという子どもたちが多く、ワクワクしながら準備を手伝います。

「新聞紙にお芋を包んで、お水に濡らしてね!」と優しく手順を指導してくれたのはボランティアで参加している方たち。
「NPO法人チャリティーサンタ」という団体の方々で、子どもたちにとっては一緒に遊んでくれる大好きなお兄さん・お姉さんたちです!

濡らした新聞紙の上からアルミをかぶせれば、焼き芋の準備完了!
「見てみて!おっきいお芋さん〜!」と大興奮の子どもたち。

準備ができたお芋はどんどん焼き始めていきます。見た目にはわかりづらいものの、焼き台の近くは熱気がすごくて大変!
熱さを我慢して焼き台に立ってくれた方に感謝です!
焼き芋が完成!

ついに焼き芋が完成。とても美味しそうに焼けています!
出来立ての焼き芋に「アツっ!」と言いながら食べる子どもたちはとても嬉しそう。

良いお天気に恵まれ、青空の下みんなで食べる焼き芋は最高に美味しい!
こういう思い出が子どもたちの心の栄養となっていくのだろうなぁと、しみじみ感じました。

焼き芋を完食した子どもたちは、室内で遊びタイムに突入です。
小学生のお姉ちゃんが幼い子に本を読んであげている姿にホッコリ。

「わくわく広場」は、子ども同士がたくさん交流して仲良く遊べるのもオススメポイントの一つ。
「ピアノ上手だね!どうやって弾くの?」という会話でお友達をどんどん増やしていく子どもたち。とても素敵な光景でした!
ランチは豚汁とおにぎりに舌鼓

「わくわく広場」では、メインイベントを楽しんだ後はみんなでお昼ご飯を食べ、終わりにはちょっとした”ワクワクな催し”を体験して解散する流れになっています。
子どもたちが室内遊びをしている頃、給食室ではせっせと昼食の準備が行われていました。
この日の献立は「豚汁うどんとおにぎり」。焼き芋でお腹いっぱいなはずなのに、優しい出汁の香りが食欲をそそります。

大きな鍋に、たっぷりの豚汁うどんが完成しました!
大人も子どもも列に並び、好きな量を自分で注ぐセルフシステムです。

豚汁は具だくさんで、うどんはモチモチ!
給食らしい、塩分控えめで出汁がしっかり効いた味付けにとても懐かしさを憶えました。
参加者みんながお腹いっぱいになるくらい十分な量が振舞われていて、調理師さんたちの大変さを痛感しました……!

給食で使われる食器で昼食を食べるのですが、個人的にはタイムスリップしたような気になりテンションが上がるポイント(笑)
大きなヤカンに入ったお茶も、何だかいつもより美味しく感じられます。

こちらではラップに包んだおにぎりを作成中。
好評すぎて作るのが追いつかないほど、子どもたちがこぞって食べていました!

普段は食が細い子でも、周りの子が食べているといつもより多く食べられるんですよね!
”みんなで食べるとご飯が一層美味しく感じる”。これは「わくわく広場」の先生方が伝えたいことの一つだと感じました。
大人も子どもも、みんな笑顔で「ごちそうさまでした!」。
最後は飴掴み大会で盛り上がる!

「わくわく広場」の開催時間は午前11時から午後13時まで。
13時が近づくと締めのイベントとして行われるのが、恒例の〈飴つかみ大会〉です。
子どもたちは一つでも多くのお菓子を持って帰ろうと、張り切って列に並びます。

掴んだ飴やグミをお兄さんたちに袋詰めしてもらい、ご満悦!
この行事は毎月行われているのですが、子どもたちが順番で喧嘩することは一切なくみんなニコニコで譲り合いながら列に並びます。そんな子どもたちの姿を、パパやママが嬉しそうに見守る光景も素敵なんです!

「見てみて!こんなにたくさん取れたよ!」と嬉しそうに見せてくれました。
お菓子をお土産に、子どもも大人も大満足のままイベントが終了!
「来月は何するのかな〜?」と早くも次回を楽しみにしながら帰っていく子どもたちを、嬉しそうに見送る先生&スタッフの方々が印象的でした。
次回は2021年12月26日(日曜日)午前11時から。現時点では餅つきをする予定だそう。
冬休みに突入しているので、たくさんの子どもたちが参加してくれると良いなと思いました!
【次回のわくわく広場について】
日時:12月26日 11:00~13:00
場所:リトルワールド あゆみ保育園(中央区梅光園3−3−8)
内容:餅つきを楽しみます。昼食内容は未定なので直接お問い合わせください!
参加費:子どもは無料、大人は300円
※当日の検温にて入園をお断りする場合があります。
親子で楽しめる「わくわく広場」へ行こう

月に一度開催される「わくわく広場」では、食事の準備や人数確認などのため事前予約が必要。
お問い合わせはメールアドレス、もしくはお電話にて。予定数より参加者が多い場合は人数制限をする可能性があるので、気になった方は早めのご連絡をお勧めいたします!
大人も子どももハッピーになれる「わくわく広場」へ、ぜひ参加してみてください。
※食材の提供や子どもたちへの差し入れをしてくださる方を大・大・大募集しております!お気軽にお問い合わせください。