福岡県糸島市の神在神社は「鬼滅の刃」の聖地!実際に行って神石(かみいし)のパワーを感じてきました。

そんな鬼滅の刃の「聖地」と呼ばれている場所が、福岡県糸島市にある事を知っていますか?
それは神在(かみあり)神社の神石(かみいし)です。
鬼滅ファンのみならず、インスタ映えする写真が撮れるパワースポットとしても人気の高い神石。
今回は、実際に足を運んでその魅力を肌で感じてきました。
現地で撮影した写真の中から厳選した、「神石をインスタ映えさせる撮り方」も併せて紹介するので参考にしてみて下さい。
この記事を書いたサラダボウラー

〈目次〉
「神」様が「在」る神社、神在神社とは?
とても神々しい名前の神在神社ですが、これはこの辺りの地名「福岡県糸島市神在」から取られています。
第14代天皇・仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)の皇后である神功皇后(じんぐうこうごう)がこの辺りを通った際、紫色の雲が棚引いているのを見て「この地に神がいる」と言われた事から名付けられたとか。ちなみに日本の10月を旧暦で表すとなんというか知っていますか?
正解は「神無月(かんなづき)」。
しかし神が集まる地・出雲大社(島根県)では、10月の事を「神在月(かみありづき)」と言います。出雲との関係性は明らかになっていませんが、何か繋がりがあるのかも?
神在神社の御祭神(ごさいじん)は以下の通りです。
国常立尊(クニノトコタチノミコト)
伊弉諾尊(イザナギノミコト)
伊邪那美命(イザナミノミコト)
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)
彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)
菅原神(スガワラノミチザネ)
それぞれの説明は割愛しますが、日本神話を代表する神々ばかり。
その中にあの「学問の神様」菅原道真公も入っているのは
福岡における彼の偉大さを実感させてくれますね。
神在神社へのアクセス

神在神社には駐車場がないため、電車と徒歩がオススメです。
(神社裏などに車が停まっていたりしますが、私有地なので違反駐車です!)
JR筑肥線「一貴山駅(いきさんえき)」が最寄り駅で、
博多駅から50分、天神駅から43分。
駅から南東に向かって約15分歩くと到着です。
神在神社の「神石(かみいし)」が鬼滅の刃の聖地!
神が在る神社と言うだけでもとても特別感がある場所ですが、境内の裏に進むと「神石」と言う神が宿るとされる石を拝む事が出来ます。
実はこの神石が、鬼滅の刃のあるシーンに出て来る石のモチーフになっていると話題になり、聖地とされているそうです。

早く拝んで何かお力を頂戴したい所ではありますが、まずは本殿にお参りするのが守るべきマナー。
ここをしっかりしておかないと、神石を拝む資格は無いですよね。

参拝にも正しい作法があり、分かりやすく案内板が立てられていました。
筆者は少しでも神様の恩恵を受けたかったので、深く深ーく礼をして元気良く拍手をしてみました。
何か良い事があればいいな、、、笑
ついに神石とご対面!その全貌が明らかに!

さて、例によって心を燃やして参拝をした後、神在神社左手の脇道からお目当ての神石を目指して進んでいきます。
緩い坂を50mほど進んでいくと、神石までの距離を示してくれる立て看板が現れました。

さらに少し進むと、まるでジブリの世界の様な色鮮やかな林道が。
この辺りから明らかに空気が澄んで、世界が違う様な印象を受けました。
清らかな竹林を抜けると、一際神々しい大きな岩。
神石とのご対面です。

思わず「おぉ、、」という声が出てしまう程の迫力。
岩の大きさや雰囲気ももちろんですが、周りの雄大な自然がより一層神聖さを感じさせてくれます。
筆者はこの神石がモチーフとなった鬼滅の刃のシーンを知っていたので、そのシーンを思い出しながら図らずも感激していました。
尚、この神石は神聖な力を持っているので失礼のない様にしましょう。
絶対に石に乗ったり物を投げたりしてはいけませんよ。
神石がモチーフになった「鬼滅の刃」のワンシーン紹介

ちなみに今さらですけど、鬼滅の刃を知らないなんて方はいますか?
ある日家族を鬼に殺され、唯一生き残った妹も鬼にされてしまった主人公・竈門炭治郎の物語です。
神石がモチーフになったとされる鬼滅の刃のワンシーンとは、どの場面の事を指しているのでしょうか?
それは単行本1巻の第3話「錆󠄀兎(さびと)と真菰(まこも)」に出て来るシーンです。
妹を人間に戻す為の方法を探す為に鬼殺隊への入隊を志願する竈門炭治郎(かまどたんじろう)に対し、師匠である鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)が「一刀石」と呼ばれる大岩を刀で真っ二つにするという難題を課すシーン。
その時に出て来る「一刀石」の、大きさ、しめ縄の雰囲気、周りの雰囲気が、神在神社の神石とソックリなんです!
この第3話は、炭治郎の憧れである水柱・冨岡義勇(とみおかぎゆう)と、錆兎(さびと)・真菰(まこも)の過去に起こった出来事も描かれており、ファンの間でも人気の回。
そんな神回の雰囲気にソックリだからこそ、鬼滅ファンを中心に、神石を拝みに来る人がここ1~2年で急増しているのです。

言われてみると神在神社全体の雰囲気も、炭治郎が修業を積んでいた狭霧山(さぎりやま)に似ている様な気がするかも、、、?
福岡と鬼滅の刃の関係
2021年からアニメの新シリーズが始まり、まだまだ盛り上がりを見せるであろう大人気漫画、「鬼滅の刃」。
福岡にはいくつかの「鬼滅の刃」の聖地が存在。作者である吾峠呼世晴(ごとうげ こよはる)先生は、公式発表では無いものの福岡県出身が囁かれています
今回紹介した神在神社の神石以外だと、有名なのが筑後市にある溝口竈門神社。
ここが「鬼滅の刃」の聖地とされている理由は
と、いくつも類似点があるから。
今回の記事を読んで神在神社に興味を持たれた方は、ぜひ溝口竈門神社にも足を運んでみて下さい。
神石をインスタ映えさせるおすすめの撮影方法
鬼滅ファンも、そうでない人も、神石を拝みに行ったら必ず写真を撮るでしょう。
どう撮ったら綺麗に映ってインスタ映えさせる事が出来るか、という観点から、3つの撮影方法を紹介します。
1. 正面から撮る

一番正攻法で綺麗に映す事が出来る撮り方です。
岩の大きさが分かりやすく、手前の大木が雰囲気を出してくれます。
2. 裏側から撮る
神石の裏から撮ると、鬼滅の刃に出て来る「一刀石」により近い写真を撮る事が出来ます。
しめ縄の感じが原作ソックリ!この撮り方もオススメです。
3. 遠目から撮る
遠目から周りの竹林を一緒に映す事で、全体の神々しい雰囲気を写真にする事が出来ます。1枚目の様に視点を下にすると自然の雄大さが分かる写真に、2枚目の様に空を向けて映すと明るい雰囲気の写真になります。
神石が不思議な活力を与えてくれました!
神在神社と神石の神々しさが、やる気とパワーを与えてくれました。
心が清らかになり都会の喧騒を忘れさせてくれるパワースポット。福岡市からほどない距離に、こんな浮世離れした神秘的な場所があるなんて、、、
鬼滅の刃を知らない方でも、行く価値が十分にある場所でした。福岡にお住まいの方もそうでない方も、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。