伝統と革新の絶品おはぎ:福岡市白金のシックな和菓子屋「御菓子 TUGI」

他の和菓子屋さんではなかなか出逢えない味があったり、季節限定の味もあるのでお店に行く度に楽しませてくれます。
甘いもの好きでパティシエ学校卒の僕が本当に感動した、こちらの和菓子を紹介したいと思います。
この記事を書いたサラダボウラー
〈目次〉
- 「御菓子 TUGI」のアクセス方法
- 「御菓子TUGI」は和菓子屋らしからぬシックな佇まい
- 黒を基調としたハイセンスな店内
- 「御菓子TUGI」はイートインスペースも完備
- 目を惹くは美しく輝く和菓子たち
- おはぎの定番はやっぱり「つぶあん」と「こしあん」
- ハズレのない美味しさのおはぎ「きなこ」
- 新たな定番の予感を感じるおはぎ「しょうが」と「ラム」
- 珍しい味に期待大の生菓子「くろ」と「しろ」
- 季節限定で個数限定のレア生菓子「鶯(うぐいす)」
- 味はもちろん見た目も可愛い最中「TUGI」
- 小さくて丸くて可愛らしい饅頭「COCONUT餡」
- 「御菓子TUGI」はテイクアウトの箱までハイセンス
- 手土産にもおすすめな「御菓子TUGI」の御菓子たち
- 誰かに紹介したくなるハイセンスな和菓子屋さん
「御菓子 TUGI」のアクセス方法

「御菓子 TUGI」は福岡市中央区白金1丁目の薬院駅と平尾駅のちょうど真ん中あたりにあり、両駅から徒歩10分程度で着きます。すぐ近くに高宮小学校があり、通りに面しているので辿り着きやすいです。
こちらのお店を知ったのは、美味しい和菓子が食べたいなー、と呟いていた僕に前の会社の同僚が差し入れで買ってきてくれたのがきっかけでした。
初めて食べた時、あまりの美味しさに感動したのを覚えています。
この美味しさを妻にも味わって欲しい!と思い、昼休憩の時に買いに走ったこともありました。
予想通り「御菓子 TUGI」の虜になり、「また買ってきて〜」とおねだりされるようになりました。
「御菓子TUGI」は和菓子屋らしからぬシックな佇まい

打ちっぱなしのコンクリートに嵌め込み式の窓ガラスの外観は、まるでアートギャラリーかお洒落なセレクトショップの様。
ぱっと見では、和菓子屋だと分からないほどにシックです。白い暖簾が風になびいて爽やかさも感じます。
和紙と餡子の香りがほのかに漂う昔懐かしい和菓子屋さんも好きだけど、こういったお洒落な和菓子屋さんがもっと増えて若い子たちが和菓子に嵌ってくれたら良いなぁ。
と外観だけで「御菓子 TUGI」の虜になりました。
黒を基調としたハイセンスな店内

一面黒で統一され流線的なフォルムの店内。店の奥が厨房のようでオーブンなどの機器が見えます。おそらくここで餡を炊いているのでしょう。
一人前に餡を炊けるようになるまで数年かかる、と言う和菓子職人の方もいます。
パティシエの学校で餡を炊いた経験があるのですが、熱くて重くてめちゃくちゃ大変なんですよね。

足元には金文字で心配りが。遊び心の中にお店の気づかいを感じ、ほっこりします。

照明や生けてあるお花にまで、お店のこだわりを感じます。
「御菓子TUGI」はイートインスペースも完備

和菓子屋のイメージはテイクアウトのみですが、「御菓子 TUGI」はイートインスペースが設けられています。
陽の光が差し込む素敵な席。天気の良い日にここで和菓子を食べながら、のんびり過ごすのも良さそうです。
今度妻とデートする時に利用したいと思います。
目を惹くは美しく輝く和菓子たち
ガラスのショーケースは見当たらず、黒いテーブルにサンプルが置かれていました。
餡子が好きな僕は真っ先におはぎに目が行きましたが、いろいろな和菓子が並べられています。
注文をすると、台下の冷蔵庫から新しい商品を取り出してくれます。
女性の職人さんならではなのか、和菓子は全体的に小ぶりで食べやすそうなサイズ感です。
今回も美味しそうな和菓子たちをゲット出来たので、家に帰って妻といただきます。
おはぎの定番はやっぱり「つぶあん」と「こしあん」
たびたび議題に上がる「つぶあん派」と「こしあん派」によるおはぎ論争。僕はどっちも好きですが、強いて言うなら「つぶあん派」。なのでまずは「つぶあん」¥194(税込)からいただきます。
小豆を潰しすぎず丁寧に炊いている様子が思い描かれる繊細な餡。それに包まれた程よい炊き具合の餅米。餅米と一緒に炊いてある黒米がプチプチとして食感に良いアクセントが生まれています。
次は「こしあん」¥194(税込)をいただきます。
滑らかな口当たりで優しい甘さの餡。「つぶあん」と同様に、餅米には黒米が入っています。餅米を押し固めすぎていないので、口の中でほどけて餡と良い具合に絡まります。
ハズレのない美味しさのおはぎ「きなこ」
「つぶあん」「こしあん」の次に定番な味が「きなこ」¥194(税込)。
餅米だけでなくうるち米を合わせて炊いているので、餅米特有の粘度が抑えられています。
真ん中に餡があるので、まず始めにきなこの香りが口いっぱいに広がります。そして後から餡の甘さが優しく広がります。
新たな定番の予感を感じるおはぎ「しょうが」と「ラム」
おはぎの味としては珍しい「しょうが」と「ラム」。どちらもお菓子ではよく使われるので絶対に美味しいという確信を持って、まずは「しょうが」¥216(税込)をいただきました。
生姜を混ぜ込んだ白餡は爽やかな甘さです。鼻に通る生姜の香りも気持ちが良いです。餅米の中にも生姜が混ぜ込んであったり、上に乗っている生姜糖も相まって爽やかな一品です。
お次は「ラム」¥216(税込)をいただきます。
見た目からは味の予想ができないですが、微かにラムの香りがします。
ラムが主張しすぎずほんのり香る程度で少し大人な雰囲気のおはぎです。アルコールは感じないのでお子様でも食べれると思います。
珍しい味に期待大の生菓子「くろ」と「しろ」
まずはココナッツパウダーを纏った見るからに美味しそうな「くろ」¥378(税込)をいただきます。
こし餡がベースで真ん中には生チョコが!レーズンの酸味で餡とチョコの甘さが上手くまとまっています。
次にケシの実を纏った「しろ」¥378(税込)をいただきます。
カルダモン餡とレモン餡という聞き慣れないワードにワクワクしながら一口。
カルダモンの甘い香りがするこなし(餡に小麦粉を混ぜて蒸したもの)に、酸味の効いたレモン餡。柑橘類特有の爽やかな香りが口いっぱいに広がり、クセになる味です。
季節限定で個数限定のレア生菓子「鶯(うぐいす)」
鮮やかな鶯色をした「鶯」¥302(税込)。
外郎(ういろう)で包んだこし餡に上からまぶしたうぐいす豆の粉。
可愛らしい見た目と繊細な美味しさで虜になります。
ちなみに、うぐいす豆はグリンピースやさやえんどうと同じ青えんどう豆のことです。
早期に収穫するとさやえんどう、完熟前に収穫するとグリンピース、完熟後に収穫して乾燥させたものをうぐいす豆と言います。
味はもちろん見た目も可愛い最中「TUGI」
パリッとした食感と甘い餡子が特徴のオリジナル最中「TUGI」¥194(税込)。
唐松模様で焼かれた最中皮の中には、隙間がないくらいに詰められたこし餡が。真ん中には金時豆が一粒。
お店の名前を冠したこちらの和菓子は、シンプルな味わいなので万人受けし易く手土産に持っていけば喜ばれること間違いなし!
小さくて丸くて可愛らしい饅頭「COCONUT餡」
丸々とした可愛い見た目の饅頭「COCONUT餡」¥237(税込)。
ココナッツの甘味が広がる餡と小豆の入ったクリームチーズの相性は抜群!皮も厚すぎず薄すぎずで食べ応えもあります。
「御菓子TUGI」はテイクアウトの箱までハイセンス

「御菓子 TUGI」はテイクアウトの箱にもセンスを感じます。
緑のシールで止めてある葉っぱは、お店で生けているものを一つ一つ切ってつけてくれます。
スタッフさんの心配りに感激です。
手土産にもおすすめな「御菓子TUGI」の御菓子たち

「御菓子 TUGI」は和菓子だけではなく、ガトーもおすすめ。
手頃なサイズのパウンドケーキと和菓子でギフトセットも作ってくれるので、お土産にしたら喜ばれそうです!
ただし、「御菓子 TUGI」は12時オープンで完売次第クローズなので早めに行かないと売り切れで買えない可能性もあるのでご注意を。
誰かに紹介したくなるハイセンスな和菓子屋さん
美味しい和菓子屋知らない?と聞かれたら真っ先にこちらのお店を紹介しようと思うほどに、味も店の雰囲気も素敵です。
僕自身も元同僚に教えてもらいましたが、これからどんどん布教していこうと思います。